固定ipアドレスを複数持つことの意味
ocnが提供している固定ipアドレスのプランは、「ip1」だけではありません。
固定ipアドレスが8個割り振られる、「ip8」も用意されています。
では固定ipが複数あれば、どういうメリットがあるのでしょうか。
固定ipアドレスは、1つのサーバーにつき1アドレスが大前提です。
でも個人使用ならばいざ知らず、企業となると2台以上のサーバーが必要となります。
2台以上のサーバーを所有しているとなると、1個だけでの固定ipアドレスではカバーが出来ません。
そこで登場するのが、「ip8」のプランです。
「8個の固定ipは流石に多過ぎるのでは?」と思われるかもしれませんが、本当に8個も自由に使えるという訳ではありません。
幾つかはネットワークに繋げるために必要となるdnsサーバーに使い、もう1つはルーターが使います。
だから実質的に利用できるのは、3つ〜5つということになります。
またサーバーは基本的にフル稼働状態となっているものの、突然接続が切れることもあります。
接続が切れたのならば、再接続すれば済む話です。
でも再接続をすれば、ipアドレスは変わります。
再接続をしてもipアドレスを変えずに済む方法が無いわけではありませんが、些か面倒な作業が必要となり、効率的とは言えません。
しかし固定ipアドレスを複数所有していた場合、それぞれに固定ipを割り振ることが出来るようになります。
だから万が一サーバーが落ちたとしても、固定ipを導入しているのならば、再接続をしてもipアドレスが変わることはありません。
トラブル防止にも繋がるので、単体よりも複数あった方が便利ではあります。
ただし気をつけたいのが、コストです。
ip1と比べるとやや割高になっているのは、否めません。
光で利用するとなると、ある程度覚悟はした方が良いでしょう。
でもコストが高いというのは、あくまでもip1プランと比べればの話です。
固定ipアドレスで出来ることを考えるのならば、ip8にかかるコストは寧ろ割安となっています。